ブータン、ビットコイン高騰を受けて5900万ドル分を売却──依然として14億ドル超相当を保有 | CoinDesk JAPAN（コインデスク・ジャパン）

• ブータンは、ビットコイン価格が高騰する中、過去4日間で5947万ドル（約88億円、1ドル148円換算）相当の512.84BTC超を売却。
• ブータンは最近の売却にもかかわらず、国が支援するマイニング活動から得た14億ドル（約2070億円）超相当の1万1411BTCを保有。
• ブータンの戦略は、政府系ファンドDruk Holding & Investmentsを通じて水力発電資源をビットコインマイニングに活用することだ。

ブータンが再び暗号資産（仮想通貨）で利益を上げている。

ブロックチェーン追跡プラットフォームのLookonchainによると、ヒマラヤの小国ブータンは、ビットコイン（BTC）が12万3000ドル超に高騰する中、保有ビットコインの売却を加速し、過去4日間で5947万ドル（約88億円）相当の512.84BTC超を売却した。

Lookonchainによれば、ブータンは今回の売却後も依然として1万1411BTCを保有しており、その価値は現在14億ドル（約2070億円）を超える。

The Royal Government of #Bhutan has been accelerating its $BTC sales!

In the past 4 days alone, #Bhutan sold 512.84 $BTC($59.47M) — selling every day.

They still hold 11,411 $BTC($1.4B). pic.twitter.com/b3cQy0ryk8

— Lookonchain (@lookonchain) July 14, 2025

昨年、以前に押収した約5万BTCを上昇相場で売却したドイツとは異なり、ブータンのビットコイン保有は国が支援するマイニング活動から得たもので、ブータン当局は価格が上昇するたびに保有ビットコインを売却する傾向がある。

この戦略のほとんどは、ブータンの政府系ファンドであるDruk Holding & Investments（DHI）を通じて実行されており、DHIは同国の豊富な水力発電を活用してビットコインマイニングを開始した。

そのため、政府はクリーンなマイニング慣行に取り組んでおり、ビットディア（Bitdeer）などの企業と提携して、Gelephu Mindfulness City（ゲレフー・マインドフルネス・シティ）のような暗号資産向けインフラプロジェクトを開発している。

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